今回の記事は、株式会社Digittleの韮澤社長にインタビューさせて頂きました。Digittleは「ゲンジツとデジタルで未来をつくる」をコンセプトにデジタル領域の新事業で現実の体験をバリューアップしていく事業を手掛けています。
Web3領域でも様々な取り組みがあります。Digittleの事業に加え、韮澤社長ご自身についてもお聞きしてきましたのでお楽しみください。
Digittleの事業内容について教えてください
観光資源をNFT化してデジタルお土産として販売/無料配布するサービスを提供しています。サービス名は「スマホ de おみやげ」です。地域の観光名所や特産品、キャラクターなどの魅力を取り入れて制作しています。
これまで以下のような導入実績があります。
- 「ジャパンモビリティショー2023」にて、三菱自動車のNFT配布施策に企画協力
- 千葉県 銚子電気鉄道株式会社の開業100周年記念企画として「デジタル模型」をオンラインにて販売
- 山口県山口市に所在する「国宝瑠璃光寺五重塔」のNFT販売に企画協力
- 尾道市立美術館にて特別展来館者に対して、来館記念のノベルティとしてデジタルお土産を配布
- 三重県松坂市にて「松坂城桜ライトアップ」イベント来訪者に対してデジタルお土産を配布
また専用アプリ「YOIN Wallet」も開発しています。アプリ内ではデジタルお土産をいつでも見ることが出来ることに加え、追加特典の配布も可能です。
Digittle社の目指す姿を教えてください
「熱量を残し続ける仕組み」を構築することを目指しています。この仕組みは、人が感じる孤独感の解消に繋がると思っています。孤独感を和らげるにはコミュニティへの帰属感が必要です。「スマホ de おみやげ」は「いつ、どこにいたか」が証明される仕組みです。同じ時に同じ空間にいることで結びつきを感じることができます。
また「スマホ de おみやげ」を始めた背景には、自治体が抱える課題があります。その課題は、一度来てくれた人と接点を継続できないということです。観光で来てくれた人を所謂関係人口(※)まで引き上げるためには接点を持ち続けて自治体のことを知ってもらう必要があります。
デジタルお土産を受け取ってくれた人にはアプリを通じて継続して発信が可能ですので関係を続けていくことができます。
これからの展望について教えてください
先ほど述べたビジョンを実現するためサービスを拡充していきます。各地域で共通する資産(お城、寺、ローカル鉄道など)をデジタル化して横串をさして魅力発信していきたいと考えています。デジタルお土産は3DCGで作成しているので360°から見て楽しめるものが合っていると思います。
また日本はアニメのIPが強いので地域と掛け合わせてグッズ展開なども考えています。
将来的にはデジタルお土産の取引プラットフォーム構築にも取り組みたいですし、アプリもインバウンド観光者が使いやすいものにしていきたいですね。
韮澤さんご自身についても教えてください
20代から起業して様々なサービスを手掛けてきました。1つの軸として健康、特に精神的な健康への貢献があります。
精神的に健康になるにはやはり一定の帰属感が大事だと思っています。そんな背景がDigittleでのデジタルお土産サービスに繋がっています。
また旅行や温泉が好きで全国各地に行き、その魅力をもって発信していきたい気持ちもサービスに繋がっていると感じます。
インタビューにご協力頂きありがとうございました!「スマホ de おみやげ」サービスにご興味ある方はこちらまでお問い合わせください。
各種公式リンク
編集後記
「スマホ de おみやげ」の裏側には「熱量を残し続ける仕組み」に対する思いがあったことを知りまさに熱い気持ちになりました。
Digittle社の提供するサービスはどれも身近で使いやすいものです。Web3やNFTに親しむ手段としても今後広がっていくのではないかと感じました。