メロンも貰えて魅力を広げるアンバサダーにもなれる【夕張メロンNFT】

誰もが知る「夕張メロン」がその美味しさを広がるアンバサダー制度を開始。そのデジタルアンバサダーの権利をNFTとして発行しました。
夕張市公認、全国の農協で初のNFT活用、これからのNFTの新しい活用方法になるかもしれない取り組みを深堀して解説していきます！

夕張メロンNFTとは？

出典：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000111965.html
夕張メロンNFTとは、北海道夕張市が公認し、夕張メロンのファンの輪を世界中に広げることを目的としたプロジェクトです。
夕張メロンNFTの購入者には以下の3つの特典が付与されます。

1.NFTアーティスト/4geによるデジタルアート

東京藝術大学出身のアーティスト4geさんがデザインしたメロンのクリエイティブがNFTとなっています。模様や背景色によっても複数パターンが存在し、デジタルアートとしても楽しめます。

出典：https://opensea.io/collection/2023yubarimelondigitalambassador

出典：https://www.metown.xyz/PLOJECT/yubari-introduction

2.夕張メロン引換券

シンプルにNFTホルダーは夕張メロンが貰えます。
厳密にいえば、2023年5月31日に夕張メロンNFTを保有していた人はその後に住所入力を行い、メロンを受け取ることが可能となります。

出典：https://www.metown.xyz/PLOJECT/yubari-introduction
また、NFTホルダーがメロンを受け取り権利を保有しているので、NFTの転送や譲渡はもちろん、受け取り先の住所を設定することで、”誰かに送る”使い道も選択可能となっています。

3.JA夕張市公認　夕張メロン「デジタルアンバサダー」になれる権利

NFT認証をすることでDiscordのホルダー限定チャンネルに参加できます。アンバサダーの名前の通り、夕張メロンの美味しさを世の中に広げる活動に一緒に参加したり、収穫祭等のアンバサダー限定のイベントや特典にアクセスできるようになります。
また、NFTホルダー限定企画のアンバサダー活動をすればするほどメロンの糖度が上がる「アンバサダー to Sweet」（ミツバチ大作戦）という企画も存在しています。メロンの受け取り前にアンバサダーとして貢献することで受け取れる糖度がアップします。非常に面白い企画ですね。

出典：https://metown.notion.site/fa0f6f8b39704a509a650cd59575deb5

NFT情報（価格・個数・販売時期）

では続いて、販売されているNFTの詳細について見ていきます。
2022年の年末にティザーサイトが公開され、ウェイティングリストが公開されました。その後、プレセールと一般セールの2回に渡ってNFTが販売されました。

出典：https://www.metown.xyz/PLOJECT/yubari-introduction
尚、運営保有の30個を含む、合計888個のNFTとなっています。

1.プレセール

1月14日から1月19日の5日間で1人3個を上限に実施され、開始から2時間で105個が完売しました。
○仮想通貨決済

• 個数：100個（シリアルナンバー #1~#100）
• 価格：0.06Eth

○日本円決済

• 個数：5個
• 価格：12,000円

2.一般セール

1月21日からは誰でも購入できる一般セールがスタートしました。
○仮想通貨決済

• 個数：888個（プレセールも合わせた合計なので、残783個）
• 価格：0.07Eth

○日本円決済

• 個数：上記の888個の一部
• 価格：14,000円

執筆時点（2023年2月28日）では、合計で234個のNFTが売れていました。
出典：https://yubarimint.metown.xyz/

夕張メロンNFTの買い方

夕張メロンNFTの購入は以下のステップを踏むだけです。難しくありませんのでやってみましょう。

①.暗号通貨取引所に口座を開設する

②.ウォレットをつくる

Metamask（メタマスク）というWeb3のお財布（ウォレット）を作ります。
ウォレットの作り方は「画像で解説！Metamask（Web3のお財布）の作り方」をご覧ください。

③.暗号通貨を取引所で購入する

次は暗号通貨の購入です。1.で作成した暗号通貨取引所で購入することができます。購入するのはまずはETH（イーサ）です。

④.暗号通貨をウォレットに送金する

先ほど購入した暗号通貨を自身のおサイフに入れましょう。

⑤.OpenSeaでアカウントを作成する

代表的なマーケットプレイスであるOpenSeaでアカウントを作成しましょう。
アカウント作成方法は「OpenSeaのアカウント開設方法」をご覧ください。

⑥.NFTを購入する

今後の展望は？

最後に夕張メロンNFTの展望を見ていきます。こちらが公開されているロードマップです。

出典：https://www.metown.xyz/PLOJECT/yubari-introduction
そもそもの設立目的は「夕張メロンのファンの輪を世界中に広げること」ですので、それに沿ったロードマップとなっています。
また、上記ロードマップの2027年にもあるように、夕張市はその歴史の中で2003年に財政破綻をしてしまった過去があり、そこからの立て直しの最中です。（ここではその歴史については深堀しません）

出典：https://www.city.yubari.lg.jp/syakintokei/index.html
ロードマップ内に記載されているということは、夕張が誇る特産物である夕張メロンをその財政破綻からの回復に少しでも寄与できる存在にする狙いもあるのかもしれません。
いずれにせよ、夕張メロンの価値を世界に届けていく、広げていくプロジェクトとなっています。

そして、夕張メロンNFTを運営するMeTown株式会社を最後にご紹介します。

出典：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000111965.html
MeTown株式会社は、デジタルを起点に地域の豊かさと都市の利便性を融合させたライフスタイルの実現を目指すweb3プロジェクトチームです。
第一弾の取組として、地域産品を通じて世界中の誰しもが気軽に第二のふるさと（2nd HomeTown）に参加できる、地域産品の参加型予約購入プログラム「MeTown（β）」の開発を行っています。
夕張メロンNFTが第一弾プロジェクトですが、今後同じような取り組みも行っていくと予想されます。

以上、夕張メロンNFTについてのリサーチ記事でした。地域の特産品をNFTを絡めて盛り上げていく取り組みはとても新しく、またワクワクする事例でした。夕張市が公認についているので、このプロジェクトが盛り上がることで、こういった取り組みが日本各地に広がっていくきっかけとなるかもしれません。引き続き注目していきたいと思います！

参考リンク

• HP
• Twitter
• プレスリリース
• OpenSea