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NFTで見るお酒の未来|プロジェクト事例から学ぶ新たなビジネスモデル

2023/07/212023/10/23TAKUMA

目次

「NFTとお酒、具体的にどんな関係があるの?」
「ブロックチェーン技術とお酒が交わると、何が起こるの?」

そんな疑問や興味を抱いていませんか?この新たな動き、「NFTお酒」について理解することは、一見複雑そうに見えるかもしれません。

本記事では、NFTとお酒の結びつきから始め、具体的なプロジェクトの紹介、そしてその影響について、詳しく解説します。さらに、あなたがNFTお酒の世界に参入するための指南も提供します。

最後まで読んで頂くことで、あなたも「NFTお酒」についての知識を深め、自身の投資視野を広げる一歩を踏み出すことができるでしょう。

1.はじめに|NFTとお酒の新たな関係性


NFT(Non-Fungible Token)と聞いて、何かピンと来るでしょうか?さらに、それがお酒と結びついたらどうでしょう。

驚くかもしれませんが、それはすでに現実のものとなっています。

最先端のテクノロジーであるNFTと、私たちの日常に深く根ざしたお酒とが融合することで、何が生まれるのでしょうか。その可能性を一緒に探っていきましょう。

1-1. NFTとは何か

「NFT」とは「Non-Fungible Token」の略で、日本語では「非代替性トークン」と訳されます。

これはブロックチェーン技術を利用したデジタルアセットの一種で、一見複雑そうな単語ですが、分かりやすく説明すると「唯一無二のデジタル資産」を指します。

たとえば、お札を想像してみてください。1000円札はどれも同じ価値があり、あなたの手元にある1000円札と他の人の手元にある1000円札を交換しても、価値は変わりませんよね。
このような物は「代替可能」(Fungible)といいます。

しかし、NFTは「非代替性」(Non-Fungible)で、各々が独自の価値を持つ唯一無二のデジタルアセットです。あなたが持っているNFTは、他の誰も持っていない、世界に一つだけの価値を持つわけです。

1-2. お酒業界とNFTの出会い

そんなNFTがお酒業界と出会った瞬間、新たな可能性が生まれました。

お酒は長い歴史と共に数々の文化や習慣、価値観を形成してきました。その価値をどうやって伝え、誰がその価値を決めるのかは、時代と共に変わってきた訳です。

ブロックチェーンとNFTの技術が登場することで、お酒の価値設定や流通方法に大きな変革が起こりました。

NFTは、各々が唯一無二の価値を持つデジタルアセットであるため、お酒の一本一本に固有の価値を持たせ、それをデジタルで証明することが可能です。

これにより、お酒の所有権やその移転を、これまでにない透明性と効率性で行うことが可能となったのです。
この革新的な動きについて、次節では具体的な事例を通して詳しく見ていきましょう。

2.NFT×お酒プロジェクト事例紹介


NFTとお酒の融合が、どのように具体的に現れているのでしょうか。世界各地で展開されている、実際のプロジェクト事例を見てみましょう。

※各プロジェクトで提示されているNFTの価格は、2023年7月時点での価格です。
プロジェクトによっては、価格変動や販売終了などもありますので、購入する際は必ず公式サイトをご確認ください。

2-1. UniCask|お酒のNFTを初めて手がけたプロジェクト



出典:公式サイト

ウイスキーなどのお酒の価値は、「時間」や「空間」、つまり熟成期間や保管環境によって決まります。

これらの情報をブロックチェーンに記録し、所有権を確定するシステムを用いて、UniCaskはデジタル領域でお酒の所有と取引を可能にしました。UniCaskは、伝統的なお酒の持つ見えにくかった価値を可視化し、デジタル空間でのお酒の新たな解釈を試みている訳です。

またUniCaskでは、分割された樽に紐づいたNFTを「Cask NFT」として発行しています。

NFTを所有すると、UniCaskが主催するゲームに参加可能になります。直接購入することはできませんが、SNSやDiscordでのキャンペーンやイベントに参加することで、樽に関連しないデジタルコンテンツのNFT、「DC NFT」を手に入れることが可能です。

DC NFTはゲーム内で利用可能なアイテムで、保有しているだけでも何か良いことが起こるかもしれません。しかし、ゲームへの参加には「Cask NFT」の保有が必要なので、ご注意ください。

公式サイト:https://unicask.jp/

2-2. SAKE-NFT|日本酒を中心にしたNFT



出典:Open Sea

「SAKE-NFT」は、その名の通り日本酒をNFT化したプロジェクトです。このプロジェクトでは、日本全国の蔵元が作る日本酒をNFTとして発行し、それらを一般の消費者が購入することができます。

特筆すべきは、そのNFTの一部は実際の日本酒とセットになっているという点です。つまり、NFTを購入することで、現実世界の日本酒を手に入れることができる訳です。


2-3. sake-tsugi|日本酒とNFTの新しい形



VUIKUのプロジェクト「hummingbird」は、1,152種類のNFTと連携した、それぞれ異なるデザインを持つ日本酒「sake-tsugi」の製造に着手しました。

本プロジェクトは世界初の取り組みで、ブロックチェーン技術を用いて、各NFTアートが日本酒ボトルのラベルデザインとして表現されます。デジタルアートの所有権と物理的な日本酒が結びつき、新たな日本酒の形を世界に提供します。

本プロジェクトは、100年後の日本酒の可能性を探求する挑戦でもあるでしょう。

「sake-tsugi」は、一本一本がユニークなNFTアートで飾られた、世界でも唯一無二の日本酒です。さらに、NFTはコミュニティへの参加権や限定商品の購入権を提供するもので、飛騨高山地域の長い歴史を持つ伝統的な蔵元との共同製造という特性も見逃せません。

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000103460.html

2-4. SUBLIMATA|獺祭が手がけるNFT



出典:獺祭 公式サイト

「SUBLIMATA」は、高級日本酒ブランドである獺祭が手がけたNFTプロジェクトです。獺祭は、その高品質な日本酒を通じて、日本の文化を世界に伝えてきました。

本NFTプロジェクトでは、限定生産の特別な獺祭をNFT化し、新たな価値体験を提供しています。所有者には実物の獺祭を含むパッケージが届けられるほか、限定のイベントへの招待など、特典も用意されています。

2-5. nft雷鳥|日本酒ブランド「雷鳥」のNFT挑戦



出典:NFT日本酒|雷鳥 公式サイト

日本酒ブランド「雷鳥」もまた、NFTの取り組みを始めています。「nft雷鳥」プロジェクトでは、そのブランドの日本酒をデジタルアート化したNFTが発行されます。

これにより、消費者は自分が愛する日本酒を、一種のデジタルコレクションとして所有することができるようになりました。また、一部のNFTには特別な体験がセットになっており、所有者には酒造での特別な体験や、限定版の日本酒が提供されます。

公式サイトhttps://www.nft-sake.com/

2-6. 三島ウィスキープロジェクト|ウィスキー業界でのNFT



出典:FiNANCiE 公式サイト

「三島ウィスキープロジェクト」では、NFTを通じてウィスキーのバレルを「所有」することができます。このNFTが示す所有権は、具体的なウィスキーのバレルを指し、時間と共にウィスキーが熟成するにつれて価値が上がる可能性があります。

このように、NFTは新たな「お酒の楽しみ方」を提供するだけでなく、一種の投資としても活用され始めています。

2-7. Jack Daniel’s|国際ブランドのNFTへの取り組み



出典:公式Twitterアカウント

「Jack Daniel’s」は、世界的に知られるウィスキーブランドです。そのブランドが提供するNFTプロジェクトは、アートとお酒が融合したものであり、お酒のNFT化という新たな試みに取り組んでいます。

彼らのNFTは、特定のウィスキーバレルから作られた限定版ウィスキーと連携しています。そして、そのNFTを所有することで、消費者は物理的なウィスキーだけでなく、アートワークそのものも所有することができます。


2-8. 和魂プロジェクト「酒輪」|デジタルラベルでのNFT



出典:酒輪 公式サイト

「酒輪」プロジェクトは、お酒のラベルをデジタル化したNFTを提供しています。それぞれのラベルは、特定の日本酒と関連づけられており、その美しいデザインがデジタルアートとして楽しめます。

さらに、NFTとして所有することで、その日本酒をデジタルで「所有」し、それを他の人と共有することも可能です。

2-9. 日本酒ビンテージSAKE「懸橋」|ビンテージ酒とNFTの融合



出典:公式サイト

イギリスの酒蔵「Dojima Sake Brewery」が生産した日本酒のビンテージSAKE「懸橋(ケンブリッジ)」のNFTが、なんと888万円で競売に出され、売却されました。これは注目度が高く、手に入れるのが難しいシリアルナンバー888の「懸橋」1本に関するものです。

売却の背景には、ブロックチェーン技術の一種であるNFTが、真正の証明を可能にし、偽物から保護するという利点がありました。

Dojima Sake Breweryは、大阪市の堂島麦酒醸造所を母体とする酒蔵で、同社によれば、日本企業が欧州に設立した最初の酒蔵だとされています。さらに、彼らはケンブリッジ郊外の歴史的に重要な地区に10万坪(東京ドーム8個分)の土地を購入しました。

ここで9年間にわたり約200億円を投資して建設を進め、日本の文化を世界に発信するプロジェクトを展開しています。「懸橋」は、一般的な市場には出回らないよう徹底的なブランディングを行ってきた日本酒です。

ビンテージSake「懸橋」を所有するのは、Dojima Sake Breweryから直接販売を受けた購入者、または、「懸橋」を3年間熟成させるThe Dojima Member’s Clubのメンバー、さらには年間10本しか取引できない証書を持つ1000軒のレストランだけです。

これが「懸橋」の高い希少性とプレミア価格を生んでいます。


2-10. MetaBrewSociety|ドイツビールとNFT



出典:公式サイト

ドイツのビールをNFT化した「MetaBrewSociety」もまた、興味深いプロジェクトです。

彼らは、特定のビールをNFTとして提供し、その所有者に対して、ビールの製造工程に関与する機会や、特別なイベントへの招待など、さまざまな特典を提供しています。

【あわせて読みたい】
ドイツ発、クラフトビール×NFT【MetaBrewSociety】

2-11.ヴァンダンジュ・タルディヴ2017ヴィンテージ|ヴィンテージワイン× NFT



出典:公式サイト

「ヴァンダンジュ・タルディヴ2017ヴィンテージ」は、ヴィンテージワインをNFT化するプロジェクトです。本プロジェクトでは、特定の年のヴィンテージワインの所有権を示すNFTを提供しています。

NFTを所有することで、消費者はそのヴィンテージワインをデジタルで所有し、その価値を享受することができます。

公式サイト:https://wineinblock.io/fr

3.NFTとお酒の取引方法


今までに数々のお酒とNFTのプロジェクトを見てきましたが、その中から自分が欲しいものを見つけた方もいるかもしれません。

しかし、具体的にどのようにしてそのNFTを手に入れるのか、まだわからない方もいるでしょう。ここでは、NFTとお酒の取引方法について詳しく説明します。

3-1. トレーサブルNFTとお酒(どのように取引されるのか)

まず、NFTとは何かを理解するためには、「トレーサブルNFT」の概念を知ることが重要です。トレーサブルNFTとは、ブロックチェーン技術を活用してデジタルアセットの所有権を証明し、追跡可能にするものです。

お酒のNFTの取引も、一般的なNFTの取引と同様に行われます。最初に、売り手は自分が所有するお酒のNFTを販売するために、その情報(種類、年代、評価など)とともに、ブロックチェーン上に登録します。

次に、買い手はNFT市場でそのNFTを見つけ、それを購入します。そして、取引が完了すると、そのNFTの所有権は売り手から買い手に移り、取引情報がブロックチェーン上に記録されます。

3-2. お酒のNFTの購入方法(どこで、どのように購入するのか)

お酒のNFTを購入するためには、まず、NFTを販売しているプラットフォームにアクセスする必要があります。例えば、OpenSeaやRarible、Foundationなどがその一部です。

プラットフォームにアクセスしたら、アカウントを作成します。次に、購入したいNFTを見つけ、その詳細情報を確認します。NFTの詳細ページには、NFTのイメージや詳細説明、価格、売り手の情報などが記載されているので購入前に確認しましょう。

最後に、NFTを購入します。購入は通常、仮想通貨(主にEthereum)で行われます。そのため、購入前にはウォレットに十分な量の仮想通貨を準備する必要があります。

これらの手順を踏むことで、あなたもお酒のNFTの所有者となることが可能です。ブロックチェーンの技術が生み出した新たな可能性、NFTとお酒の世界をぜひ楽しんでください。

【あわせて読みたい】


4.NFTとお酒の未来【将来性】


今や、NFTとブロックチェーン技術はお酒業界を革新的な方法で揺り動かしています。

しかし、これはまだ始まったばかりであり、将来的にはどのような新たな展開が待っているのでしょうか?ここでは、特にメタバースとブロックチェーン技術の観点から、NFTとお酒の将来性を考察します。

4-1. メタバースにおけるお酒の可能性

メタバースとは、3Dバーチャルリアリティ空間で構築されたデジタル世界のことで、人々がリアルタイムで交流できる場所です。このメタバース内でも、お酒は大切な役割を果たすでしょう。

例えば、バーチャルバーを開設し、その中でデジタル化されたNFTとしてのお酒を提供することが可能です。

これにより、リアルの世界では体験できない種類のお酒を味わうことができるでしょう。また、独自の体験を通じて、ブランドのファンとより深いコミュニケーションを図ることも可能になります。

4-2. ブロックチェーン技術とお酒の可能性

ブロックチェーン技術は、透明性とセキュリティを高め、取引を容易にするという特性を持っています。これは、偽造防止や、製造元から消費者までの全体的なプロセスを追跡するといったお酒業界にとって重要な課題を解決する可能性を秘めています。

また、ブロックチェーン技術を活用して、お酒の生産者が自分たちの製品を直接消費者に販売する新たな市場を形成することも可能です。

これにより、生産者は自分たちの製品に対する価格設定や、販売方法についてより大きなコントロールを持つことができ、消費者は自分たちが購入するお酒についてより詳しい情報を得ることができるでしょう。

5.NFTとお酒に関するよくあるQ&A


NFTとお酒に関する知識を深めるために、ここではよくある質問とその答えを提供します。

よくあるQ&A通じて、お酒のNFTの価値の決まり方から、メタバース内でのお酒のNFTの取り扱い方まで、NFTとお酒の世界についての理解を深めることができるでしょう。

5-1. お酒のNFTはどのように価値が決まるのですか?

お酒のNFTの価値は、多くの要素によって決まります。その要素には、該当するお酒の種類や希少性、生産者の評価、そしてそれに関連するストーリーや経験などが含まれます。

また、市場の需給バランスやコレクターの審美眼も価値に影響を与えます。

5-2. NFTを用いたお酒のトレーシング(出荷追跡)のメリットは何ですか?

NFTを使用したお酒のトレーシングには、主に透明性と認証性の向上という二つのメリットがあります。

お酒の生産から消費者までの道のりがブロックチェーン上で追跡できるため、偽造品の流通を防止し、消費者が信頼できる製品を購入できるようにします。

5-3. メタバース内でのお酒のNFTは実際に飲むことはできますか?

物理的には飲むことはできませんが、メタバース内では、そのお酒を「飲む」体験や、それに関連するイベントを楽しむことができます。

たとえば、特定のお酒のNFTを持つと、バーチャルリアリティ内の特別なイベントへのアクセスが可能になる場合があります。

5-4. NFTでお酒の所有者になった場合、実物のお酒を所有する権利はありますか? 

そのNFTがどのように設計されているかによります。一部のお酒のNFTは、デジタルアセットだけでなく、それに関連する実物のお酒を所有する権利も含むことがあります。

しかし、すべてのお酒のNFTが実物のお酒の所有権を提供するわけではありません。購入前にそのNFTの詳細を確認することをおすすめします。

5-5. 自分のお酒をNFT化するにはどうすればいいですか?

自分のお酒をNFT化する方法はいくつかあります。一つは、既存のNFTプラットフォームを利用して、自分のお酒に関する情報やデジタルアートなどを組み合わせたNFTを作成する方法です。

また、専門のNFTサービスプロバイダーに依頼してカスタムNFTを作成することも可能です。自分のお酒をNFT化する場合、法的な制約や規制にも留意することが重要です。

TAKUMA

『仮想通貨に関する知識を1UPさせる!』をテーマに情報発信しています。仮想通貨歴3年目。BTC・ETH・XRPに積立投資中。ファイナンシャル・プランニング技能士2級、日商簿記3級を保有。

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